SDGsへの取り組み|「人生最初の1000日」と親子のウェルビーイング|日本ベビーダンス協会

SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み

 

2015年9月の国連サミットで全会一致で採択されたSDGs(Sustainable Development GOALS)は、
「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標です。

 

日本ベビーダンス協会では、SDGsの理念に賛同し、ベビーダンス教室に通われる生徒さん方と共に、地域から世界を変えていく啓発運動を実施しています。

目指すのは、子どもたちに「より良い世界」を残すこと。
そのために、赤ちゃんの「人生最初の1000日」の質を高め、親子が生涯にわたって健康で幸せに生きるための「ウェルビーイング(Well-being)」を育む活動を行っています。


ベビーダンスが考える親子の「人生最初の1000日」を守る重要性

ユニセフやWHOは、母親の妊娠から子どもの2歳の誕生日までの期間を「人生最初の1000日(First 1000 days)」と呼び、この期間の栄養やケアが、子どもの将来の健康や能力を決定づけると提唱しています。

この時期に最も必要なのが、「応答的なケア(レスポンシブ・ケア)」です。
赤ちゃんが泣いたときに優しく応え、肌と肌が触れ合う「抱っこの密着」を通じて安心感を与える養護が必要です。

ベビーダンス世代の0歳から2歳の時期のの「養護性と継続性」の関わりが、子どもの愛着形成を促し、「心の安全基地」となり、将来、社会へ踏み出すための「挑戦する勇気」の土台を作ります。

 

乳幼児虐待の予防を「具体的な方法で楽しく」解決策

核家族化された育児環境では、多くのパパ・ママが孤立し、不安を抱えています。
悲しいことに、幼児虐待の中でも0歳児への虐待が最も多く発生しており、実父母による虐待死亡事故の主な原因は「夜間に泣き止まないこと」が引き金となって発生しています。

ベビーダンスは、精神論ではなく「具体的で、かつ楽しい親子の関わり」をお伝えしています。

  • 安心安全の確保:小児科医監修のもと考案されたステップで、赤ちゃんを心地よい眠りへと誘います。「泣き止ませる技術」を持つことは、親の心の余裕へとつながります。
  • 孤立させない:同じリズムを聴いて体を動かし同調していくグループでの運動教室は、コミュニティを活性化させ、そこが親子にとっての居場所になります。
  • 愛着形成:親子で一緒に肌と肌を合わせて抱っこで踊ることで、オキシトシン(愛情ホルモン)の分泌が促され、親子の絆を深めます。

 

ベビーダンスが貢献する主なSDGsゴール

ベビーダンス活動を通じて、以下の目標達成に寄与していると考えております。

目標1. 貧困をなくそう

【人生最初の1000日への投資】 乳幼児期への適切なケアと愛着形成は、将来の学習意欲や社会性を左右する「非認知能力」を育みます。
この時期の教育投資は、将来の負の連鎖を断ち切り、すべての子どもが経済的に自立し、可能性を最大化できる土台を創ります。

目標3. すべての人に健康と福祉を

【産後うつの予防と親子のウェルビーイング】 産後うつや育児ストレスの予防に取り組み、親子の心身の健康(ウェルビーイング)を保障します。
抱っこの密着が生む多幸感と適度な運動により、孤立しがちな産後の時期を健やかに過ごす環境を提供します。

目標4. 質の高い教育をみんなに

【生涯にわたる学びの土台づくり】 脳が爆発的に成長する乳幼児期に、適切なリズム刺激と「応答的なケア」を提供します。
この時期に育まれる愛着関係は、生涯にわたって学び続ける意欲と、自己肯定感の源泉となります。

目標5. ジェンダー平等を実現しよう

【男性の主体的な育児と共同養育の推進】 男性が「抱っこで寝かしつけができる」という具体的なスキルを持つことを支援します。
パパの主体的な育児参加は、家庭内のケア労働の偏りを解消し、女性の社会復帰と真のジェンダー平等を促進します。

目標8. 働きがいも経済成長も

【育休を「リスキリング(学び直し)」の期間へ】 育休を単なる休みではなく、セルフケアやリーダーシップを学ぶ「自己アップデート期間」に変えます。
親としての成長が、復職後の生産性向上やキャリアの充実につながり、社会全体の経済成長に寄与します。

目標11. 住み続けられるまちづくりを

【地域の子育てセーフティネットの構築】 孤立しがちな親子を地域と繋ぎ、多世代が支え合うコミュニティを構築します。
ベビーダンスの教室が地域の「子育てハブ」となることで、誰もが安心して住み続けられる安全な街づくりに貢献します。

目標16. 平和と公正をすべての人に

【虐待の芽を未然に摘む「予防教育」】 子どもに対するあらゆる暴力をなくすため、虐待の大きな原因である「夜泣きストレス」を、具体的なステップ技術で解消します。
家庭内からの平和構築に取り組み、健やかな親子関係を保障します。

目標17. パートナーシップで目標を達成しよう

【産官学民の連携による社会変革】 自治体、企業、医療機関、そして地域のプロインストラクターが連携し、一人の力では届かない大きな社会課題を解決します。
チームで知見を共有し、持続可能な支援の仕組みを広げます。

 

持続可能な社会の実現に向けての取り組みを地域の中に広げ、すべての親子が笑顔で過ごせる未来を作ってまいります。