ベビーダンスの歴史
ベビーダンスの歴史。ベビーダンスの考案のきっかけは、新米パパママのふとしたことがきっかけでした。
ベビーダンスは最高のコミュニケーション!
ベビーダンスは2007年に、日本で誕生しました。
考案したのは、プロラテンダンサーの田中由美子。産後の一時期、踊りをやめて、
育児に専念していた時代に生まれました。
ダンサーとしての競技生活は勝ち抜くことが目標になるダンス。
幼少期に両親の離婚を経験、その直後に実の母がなくなり、6歳上の姉が保護者となった育った
ため、両親揃って何の心配もなく育った人達を、ダンスに勝つことで見返してやりたいと技術を
磨き、優勝を重ねるようになります。
けれども、気づくのです。優勝を重ねても満たされない自分の心に。
出産を機に競技生活から離れた生活を送っていた頃、愛娘を抱っこして踊ったとき、言いようの
ない幸福感に包まれたのを感じました。勝ち負けとは離れて、ただ幸せを感じるダンス。
相手を感じ、自分を感じ、つながるダンス。初めて自分が肯定された気がしました。
密室育児で息がつまるようだった日々が、赤ちゃんと踊ることで、外に開かれていきました。
「赤ちゃんと一緒に踊ろうよ!」
自然に子育て仲間の輪が広がります。夜泣きもぐずりも、ベビーダンスでぴたっとゴキゲンすやす
やになり、満ち足りた赤ちゃんの顔をみると、親子の絆がぐんと近づいていくのが感じられます。
育児って、楽しい!と思える時間が増えていきました。
口コミでベビーダンスの人気が高まり、1人ではとても出張レッスンに応じられなくなり、インス
トラクター養成を開始。
2009年には、一般社団法人日本ベビーダンス協会を設立。
3月にはロイター通信やジャパンタイムス社から取材を受け、イギリスにもオペラ歌手のベビーダ
ンスインストラクターが誕生しました。
国際ベビーダンス協会の誕生です。
その後、アメリカや香港をはじめ、世界的な広がりをみせているベビーダンス「赤ちゃんを抱っこ
して共に踊る」このシンプルなダンスは、心理学者や小児医療専門医の助言や監修をもとに、プ
ログラム化されており、社交ダンスの年齢層 をただ広げただけのものとは一線を画しています。
その安全性は高い評価を得ており、日本各地の産婦人科や総合病院でレッスンが行われています。
ベビーダンスで感じた幸福感。これがベビーダンス協会設立の出発点になっています。評価ではな
く、「ともにいる」「ただ、あるがままいる」という幸福感。
上手い下手ではなく、「そのままをまるごと受け止める」表現がダンスという形になってあらわ
れているのです。
インストラクターとして求められるのは、ダンス技術以上に、コミュニケーション能力です。人の
幸せを心から願える人。技術はあとからついてきます。
ベビーダンスが求めていることは、世界に最新の流行を創り出すことでも、最高のダンスチームを
結成することでもありません。
「ただ、ともにいる」ということの素晴らしさを心から感じ、身体で表現できる人、人と人をつ
なぐ人を育てていくことです。
インターネットなど情報化社会で、頭でっかちになりがちな現代社会。
まずは笑って踊ってみようよ!
ベビーダンスは世界をつなぐ。親と子を。夫婦を。家族を。友人を。
ベビーダンスで世界とつながる。ぜひご参加くださいね♪