安全安心な「ベビーダンス」のための日々の取り組み

~安全・安心なベビーダンスレッスンをご提供するために~

(一社)日本ベビーダンス協会「ベビーダンス」の取り組み

 

掛札逸美先生とベビーダンス

(写真:2014年傷害予防研修会 顧問の掛札逸美先生とベビーダンスの仲間たち)

 

<ベビーダンス対象者>

健康な首の座った生後3か月から24か月頃の赤ちゃんと保護者。

レッスン前後には、体温測定などの健康チェックを行い、全参加者の健康状態のデータを把握しています。妊娠中の方は、抱っこでのご受講をご遠慮いただいております。

 

<赤ちゃんの首のサポート>

ダンスレッスン中は、常に赤ちゃんの体制が自然な姿勢(Cカーブ)を保てるよう、赤ちゃんの首を保護者が常にサポートしダンスを行います。

赤ちゃんの首の位置や向きは、赤ちゃんが希望する自然な状態に自由に保たれていますが、安全の為、ダンスレッスン中、保護者は常に首のサポートを行います。

そのため、赤ちゃんが寝てしまった場合にも、適切な位置に頭の位置が保持されます。認定インストラクターは、必要に応じて随時、首のサポート指導を行います。

 

<抱っこの方法>

ベビーダンスを踊る際には、必ず抱っこ紐またはおんぶ紐を用いて抱っこを行います。

抱っこ紐は、各抱っこ紐のメイカーが制作する取扱説明書に記載通りの使用方法を守って行います。

赤ちゃんと保護者とが、苦しくない程度にぴったりと抱っこ紐を装着し、理学療法士が監修する適切なポジションで赤ちゃんを抱っこします。

認定インストラクターは、ダンスレッスン前には、必ず装着指導と装着確認を行い、ダンス中も必要に応じて随時、装着指導を行います。

 

<保護者の姿勢>

ベビーダンスレッスンでは、保護者の姿勢の指導も行っています。

赤ちゃんや保護者本人の体重の重みが、身体のどこか一部の部位のみにかからぬよう、耳肩腰足首を一直線に保って姿勢を正しく保持していただくなど、身体に負担のない姿勢をお伝えしています。

 

<ベビーダンスのテンポ>

安全に運動するために、ダンスレッスンでは、ベビーダンスのルーツとなる社交ダンスよりも、音楽のテンポを遅くした、ゆったりとした協会規定のテンポで行っています。

インストラクターが行うQing号令にも無理がないよう、インストラクターは号令の出し方についてもトレーニングを積んでいます。

 

<水分補給>

レッスン中は、プログラムが変わるごとに、こまめに室内の温度調整や水分補給のお声がけなどを行っています。

 

<オリジナルステップ>

ベビーダンスは、上体を静かに保って優雅に踊る本格的な社交ダンスをルーツとしています。そのため、社交ダンス同様に、上半身を静かに保ち、日常的な歩く動作を中心に構成されたステップで行われています。

 

<子どもの権利>

ベビーダンスは、大人と子どものペアでのコミュニケーションダンスとして踊ります。

赤ちゃんも大人と同様に、大切なダンスパートナーとしてひとりの人間として尊重されます。

子どもの発達段階によっては、ベビーダンスクラス中に抱っこを嫌がって降りたがる赤ちゃんもいますが、その時には、大切なダンスパートナーとして、赤ちゃんの意思が尊重され、抱っこ紐から降ろされます。

 

<専門家が監修>

ベビーダンスは、社交ダンス・乳幼児を熟知した小児専門医師でもあるスポーツドクターや、心理学者、理学療法士が監修し、産後女性や小さな赤ちゃんも安心して参加出来るプログラムとなっています。

 

<インストラクター>

認定インストラクターは、協会が定める一定の基準をクリアしています。認定試験合格後も、毎月協会が実施するレクチャーを受講し、子育て支援者、プロダンスインストラクターとしてのスキル向上に日々努めています。

 

<保険に加入>

安心してレッスンにご参加いただくため、日本ベビーダンス協会では、事故や怪我に対応する三井住友海上の賠償責任保険・業務災害補償保険などの保険に加入しています。

ベビーダンス考案の2007年から2017年1月現在までで、ベビーダンスレッスン中の事故や怪我の報告はありませんが、参加ご家族や、イベント主催者様に好評の為、保険に加入しております。